━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 かかりつけ医通信    第50号   2003年3月5日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    健康・医療のお役立ち情報・・・医療の現場から
 私達は、医療の現場で働く臨床医です。実際の診療やネット上から
 得た健康と医療の役に立つ情報を、市民の皆さんにお届けします。
------------------------------------------------------------
「われわれ、かかりつけ医通信編集部は、医師として人の命を守る立場から
すべての戦争に反対します」
------------------------------------------------------------
 先日、山陽新幹線での居眠り運転が大きく報道されました。その後この運転手
は「睡眠時無呼吸症候群」という病気の可能性あることが報道されています。
「睡眠時無呼吸症候群」については、かかりつけ医通信43号で取り上げて
いますので、下記バックナンバーからご覧下さい。
http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200211011100000000074854000
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼目次▼
 1) 前立腺がんについて
    前立腺がんの統計
    PSA(prostate specific antigen) 前立腺特異抗原の測定
    前立腺がんの特徴 
 2) 読者メールのご紹介
    49号「社会保険本人3割負担導入反対」について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1) 前立腺がんについて

 前立腺がんは天皇陛下のご入院・手術が報じられ、マスコミにも取り上げら
れることが多くなり国民的な関心を集めています。
 米国では、男性では人口10万人当たり約200人と、がんの中でも最も発生率
が高いとされており、死亡原因としても肺がんに次いで第2位となっています。
我が国においては、平成11年の死亡者数は約7,000人程度ですが近年、食事や
生活習慣の欧米化により、患者が増加しつつあります。
 また診断法の開発により、早期発見が可能になり、住民健診にも前立腺がん
の検査を取り入れられた自治体もあります。適切な治療を受けさえすれば、完
治できる病気とも言われています。
一方、前立腺がん「臨床的に意味のないがん」という概念もあり、患者の命や
生活を脅かす「がん」ではく、たまたま剖検時に見つかったり、前立腺がんを
持ったまま他の原因で死亡する人が多いのも事実で、高齢者の場合には病態に
応じて何もせずに「がん」と共存する選択もあるのです。
 前立腺がんの詳しい説明はインターネットでもたくさん検索できますし、国
立がんセンターのホームページなども、一般向けに判りやすく解説してありま
すのでご覧下さい。今回は「前立腺がん」の診断のPSA検査法や前立腺がんの
特徴などをご紹介しようと思います。

国立がんセンター 前立腺がん
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010230.html
「臨床的に意味のない前立腺がん」
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/ZenritusenGAN9808.html
--------------------------------------------------------------
○前立腺がんの統計

 前立腺がんは、欧米では男性がん死亡者の約20%を占める頻度の高いがんで
すが、平成11年度の日本の男性がん死亡者の頻度は肺がん(21.6%)、胃がん
(18.6%)、肝がん(13.4%)、大腸がん(11.0%)、膵臓がん(5.7%)の順で、前立
腺がんは3.9%とまだ比較的頻度の少ないがんと言われています。

 がん死亡の国際比較では、世界中どの国でも「肺がん」が一番多いようです
が、前立腺がんはアジアでは少なく、欧米、とくにヨーロッパでは肺がんに次
いで高率でスエーデンでは、全がんの中で前立腺がんがトップを占めています。
この様に地域差・人種差もあるのかも知れませんが、日本でも食事の欧米化お
よび高齢人口の増加に伴い、その発生頻度は増加傾向にあります。
 国内でも各都道府県の前立腺がんの死亡率が全国と比べて何倍高いかを比較
した標準化死亡比でみると、北海道・東北地方で高い傾向がありますが、鹿児
島県や島根県も、高い値を示しています。
 年齢別にみますと、45歳以下の男性ではまれですが、50歳以後その頻度は
増加し、初診時平均年齢は70歳前半です。このように前立腺がんは男性高齢
者のがんであると言って良いでしょう。

がんの統計 01 国立がんセンター
http://www.ncc.go.jp/jp/statistics/2001/index_j.html

-------------------------------------------------------------
○PSA(prostate specific antigen) 前立腺特異抗原の測定

 PSA(前立腺特異抗原:ぜんりつせんとくいこうげん)検査は、前立腺がん
の早期発見のために非常に重要な検査です、前立腺がんのスクリーニング検査
として臨床の現場や前立腺がんの集団検診でも用いられます。。血液検査だけ
で測定できるので簡単な検査です。
 PSAは体の中にもともと存在する成分で、健康な状態でも前立腺でつくられ
ています。しかし、前立腺がんがあるとPSAの血液中の量が急激に増えてくる
ので、がんの早期発見にも役立ちます。
PSAの「正常値」は測定方法によって様々ですので、どの方法を使っているか
により正常値は異なりますが、標準的なRIA測定法で測った場合の判定法は以下
のようなものです。

判定法
 ◎陰性   4ng/ml以下    :がんの可能性は低い値です。
 ◎グレーゾーン 4.1ng/ml〜10ng/ml :
       正常値より若干高めの値で、がんの人と前立腺肥大症など、
       前立腺の他の病気の人が含まれている可能性があります。
 ◎陽性   10.1ng/ml以上 :がんがあることが強く疑われます。
以上の3つの区分で判定されます。

どの腫瘍マーカー検査も一緒ですが、陰性でも「がん」が存在する事もありま
すので決して「がん」はないと勘違いしないでください。逆に高値でも「がん」
でない場合もあります。

検査結果の判定時の注意として、日差変動があること、前立腺マッサージ、生検
によって上昇することがあること、射精後は低値をしめすことがあります。
PSAの測定は、前立腺がんの治療後の再発を知る目安にもなり、有用です。

PSA検査の保険診療での検査料金は検査料180点(1800円)と判断料130点
(1300円)の合計310点(3,100円)です。
------------------------------------------------------------
○ PSAの結果が異常であったとき。

 異常値が指摘されたら、泌尿器科専門医を受診することになりますが、信頼で
きるかかりつけ医に相談することで、専門医の受診に関して、適切なアドバイス
を受けたり、医療機関連携のシステムを利用して、診察や検査の予約などがスム
ーズに行われることが期待できます。
 専門医は肛門より指を入れる前立腺の触診検査をします。典型的な前立腺がん
ですとこの時点で前立腺が硬かったりしこりを触れ、がんを強く疑います。
また、肛門から超音波の器械を挿入し前立腺の内部の構造の異常を調べる超音波
検査も行われます。
以上の触診、超音波所見、PSA値を総合的にみて精密検査の要否を検討します。
 これらの検査で前立腺がんが疑われる場合、前立腺の組織を採取しがんの有無を
調べます。生検検査と言います。通常は肛門より針を前立腺へ数ヶ所刺して組織を
採取します。顕微鏡で前立腺の組織にがんがあるかどうか調べますが、がんが認め
られた場合その悪性度・進展度も調べます。悪性度とはがんの暴れやすさを示す
ものさしとご理解していただいてよろしいかと存じます。
 これらの検査の結果病態にあった治療法を選択することになります。

--------------------------------------------------------------
○ 前立腺がんの特徴

 がんというと一般には非常に怖いイメージを持たれる方が多いとおもわれま
す。がんが恐ろしいのは際限なく増え続け、原発巣だけでなく周囲の臓器も障
害すること、がん細胞が血管やリンパ管をとおしていわゆる転移をおこし生命
への脅威となるからです。多くの「がん」はこのような進展をします。
しかし、前立腺がんの一部には、こんな「がん」の概念とは違う経過を示す
ものもあります。中には治療もいらない、経過観察してよいがんもあるのです。
 東大泌尿器科ホームページ に「前立腺がんの特徴」という興味深い記載が
ありましたので一部引用しご紹介します。

東大泌尿器科 前立腺癌の診断と治療
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/urology/prost.html
  --------------------------------
前立腺がんは一般的ながんの特徴のほか以下のような特徴をもっています。

1)高齢者に多い。
 前立腺がんは加齢とともにその発症率が上昇します。通常、40代で発症する
ことはまれです。逆に80代の方は優に50%以上に前立腺がんがあるといわれて
います。しかしそのすべてのがんがその方の生命の脅威になるわけではありま
せん。顕微鏡的にはがん細胞があっても寿命には影響しないこともあるわけで
す。現在、日本人男性の平均寿命は約78歳です。その点からも患者さんの年齢・
および人生の考え方をふまえて治療を考えなくてはなりません。また、どの治
療にもかならず副作用がつきものです。がんが治ってもその方の日常生活に大
きな負担が残っては意味がありません。いわゆるクオリティー・オブ・ライフ
(QOL)の重視です。

2)進行が緩徐である
 他のがんと違い通常の前立腺がんの進行が緩徐であることも特徴の一つです
(なかには非常に進行の早いタイプもあります)。前立腺がんは壮年期で15-
20gの臓器ですがその中にがん細胞が一個発生すると1gの前立腺癌に成長す
るのに約30年かかるといわれています。またがんが倍々に増えるのに約4-5年
かかるともいわれています。がんが発見されたからと言ってじっくりと治療方
法を考える時間があるということです。

3)男性ホルモン依存性である。
 前立腺がんは男性ホルモンががんの増殖を促しているといわれています。
男性ホルモンの作用を抑えるだけでもほとんどの前立腺がんは非常に良好な
コントロールが得られます。これがホルモン療法です。現在の前立腺がんの
治療にはこのホルモン療法なくして語れない部分が多々あります。
------------------------------------------------------------
○前立腺がんの手術はできるだけ遅らせた方がいい?

 これは渡辺恒雄・読売新聞社社長(巨人軍オーナー)が、前立腺がんの手術を
受けることを公表した記者会見での発言です。
「普通のがんは早期発見、早期手術をするが、前立腺がんは早期発見、手術は
できるだけ遅らせた方がいい特殊ながんなんです。転移の恐れをなくすためと
いうこと。そこで月1回の注射でPSA(前立腺特異抗原)を減らしてきた。
当初は8月に手術をとも考えたが、行革の最終報告を待って、延期した」
http://www.zakzak.co.jp/spo/s-Jan98/s_news1255.html

 渡辺さんの主治医の専門医の治療方針だと思います。全ての「前立腺がんの
手術はできるだけ遅らせた方がいい」かどうかは別にして、年齢や組織型を考
慮して、すぐ手術をするよりもホルモン療法なども行い手術時期を決定された
ようです。前立腺がんの特徴をよく表したコメントでしたので紹介しました。

臨床医の参考書「今日の診療Vol.11」でも京都大学の小川教授は、前立腺がん
の治療方針として、手術・ホルモン療法・放射線療法・化学療法などの他に
無治療経過観察という選択があることが書かれています。
「期待余命の短い患者(例えば80歳以上の高齢者)において、生検の結果小病巣、
高分化がんが疑われる場合(前立腺肥大の手術で偶然発見された早期のがんを含
む)には無治療経過観察も治療選択枝の一つである」

今回は、前立腺がんについての説明は詳しくしませんでしたが、インターネット
ではたくさんのホームページがありますので、参考にしてください。
また、前立腺がんが疑われたときには、かかりつけ医や専門医とよく話し合って
自分にあった治療法を選ぶことが重要だと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)かかりつけ医通信49号 読者メール

「社会保険本人3割負担導入反対」について、多くの方からご意見やメール
をいただきました。
今回は2通のメールをご紹介します。また、一部資料を追加し説明したいと
思います。
--------------------------------------------------------
○大久保 義光さん 医師

初めて読ませていただきました。
窓口3割負担についてまず3割が妥当かどうかはそれを説明する根拠
は私自身持っていません。
おそらく大方の人も、漠然としていると思います。
ただ、国保は以前から3割だったことは事実です。

社保と国保の比率がどうして違うのかがわかりませんでした。
国民平等であれば、国民皆保険制度は、窓口負担もみんな同じである
べきと思います。
また、社保の保険料は事業主が半分支払っているのですから、社保本人
が支払っている自己負担は半分です。事業主の支払い分は、社保本人の
懐を痛めるものではありません。

私は、3割負担に反対する者ではありません。
何が平等かを、わかりやすく議論する必要があります。
以下の文は間違っていると思います。
以下の説明は、納得しかねるところです。
--------------------------
編集部より
社保と国保の保険料の問題について、少しわかりにくい説明であったと思
います。国保は以前から本人も3割負担であったので、社保本人の3割負担
も当然だとのご意見だと思います。
社保・国保の保険料負担が同じなら、その通りですが、各保険で保険料の
算定方法が異なり、保険料は一定でありません。
少し古いのですが、96年度の各保険制度間の負担を示す資料がありました
のでご紹介します。(読売新聞より)

一世帯当たり平均年間保険料は国保15.3万、政管健保14.4万、組合健保
15.3万と大きな差はないように見えますが、政管健保・組合健保はこの額
を事業主も同額負担しているので、保険料の全体は各々倍の負担というこ
とになり、保険料だけみると、国保の負担が一番軽いことになります。
ただ個人負担分だけみますと、大きな差はないにもかかわらず、年間所得
を元にした保険料率は国保が一番高くなり、負担感は大きいものと思います。
このように各保険によって負担割合は一定でないため、自己負担分を統一
してすべての保険で3割負担にするのが、公平であるという説明は出来ま
せん。保険制度が一本化された時には全ての負担が公平になりますが、
一本化にはまだまだ色んな障害がありそうです。

各保険制度間の比較(96年度分)
--------------------------------------------------------
             市町村国保  政管健保  組合健保
-------------------------------------------------------
加入者平均年齢      50.4歳   36.6歳   33.4歳
      ※1    (42.6歳)  (34.2歳)  (32.0歳)
一世帯当たり年間所得推計   186万円 236万円程度  379万円程度
(平均標準報酬月額)        −        (28.8万円) (35.7万円)
一世帯当たり平均年間保険料  15.3万円   14.4万円   15.3万円
(事業主負担分を加えた数値)    −− (28.8万円) (34.7万円)
年間所得をもとに算出した    8.2%       6.1%     4.0%
保険料率
(事業主負担分を加えた数値)    −−    (12.2%)     (9.2%)
国庫負担           給付費の50%他 給付費の13%他 定額
--------------------------------------------------------
1人当たり診療費 ※2  16.3万円    12.5万円     10.0万円
 法定給付率       原則7割  本人8割、家族外来7割・入院8割
----------------------------------------------------------
※1 ( )内は老人保健制度対象となる70歳以上を除いた数値。
※2 97年度費用。老人保健制度対象者等を除いた数値。(厚生省調べ)

--------------------------------------------------------
○上塚高弘さん 医師

いつも貴重な情報有難うございます。
マスコミが取り上げないこれらの情報を一般市民に提供されている意義は
大変大きいと思います。
時間と手間のかかるお仕事思いますが、ぜひ継続していただくようお願い
申し上げます。

さて、今回の3割負担不要論も説得力のあるものでした。
ただ、外国との比較もあってよかったのではないでしょうか。
保団連からだした「グラフで見る医療改革」の追加資料に「欧米16カ国と
日本の患者負担の概要」があります。

それによると、ポルトガル、ベルギー、カナダ、オーストリア、イギリス、
デンマーク、ギリシャ、スペインは外来、入院とも自己負担なし(一部薬
剤費負担あり)、イタリア、オランダ、ドイツ、アイルランドは外来自己
負担なし、あと外来に関してスウェーデンは1日1100円の定額(年上限
9900円)、ルクセンブルグは0.5割負担(訪問診療2割)、フランスは
療養費払いでほぼ全額払い戻し、アメリカ(メディケア)は年間13091円
免責、それを超えた分2割負担となっています。
外国と比べると日本の自己負担は突出していますね。
これが、少ない医療費て世界最高の医療を提供しているにもかかわらず、
患者の満足度が低い原因のひとつになっているのでしょう。

編集部より
窓口の自己負担の外国の紹介ありがとうございました。
どの国も、病気になった時には自己負担を心配せずに医療機関を受診でき
るように窓口負担は押さえられているのですね。受診抑制を考えて負担を
増やすわが国の政策との違いがよく判る資料ありがとうございました。

----------------------------------------------------------
○ 附加給付金制度について

 かかりつけ医通信49号で「マスコミが触れない不公平 」と言うテーマで
少し紹介しましたが、サラリーマン本人の自己負担と言っても、いろんな保
険や組合で、まだ高額療養費還付金以外の自己負担の還付が行われているも
のもあり、サラリーマン全てに公平な負担とはなっていません。
実際に公務員の共済保険や大手の組合保険、一部の組合国保などでは、自己
負担した医療費の一部が後日還付されています。

この制度を「附加給付金制度」といいますが、この制度がある限り、公務員
や教員大手の組合保険の本人は、窓口での自己負担が増えてもあまり影響が
ありません。
そんなわけで、サラリーマンと言っても主に中小企業の政管健保本人の3割
負担が問題になるだけで反対運動が盛り上がりに欠けるのかも知れません。
大手企業の新聞社には、「附加給付金制度」はないのでしょうか。もしある
なら、自分たちには関係ないと言えるのでしょうか。

ある組合のページに載っていた附加給付制度の説明です
「健保組合には、利点の1つに附加給付制度があります。病気やケガで医療
機関で治療を受けた場合の医療費の自己負担を附加給付していますが、日本
○○健康保険組合が行う独自の医療費附加給付についてご紹介します。

 附加給付金とは、健康保険を適用して治療を受けたときに病院等の窓口で
支払った自己負担の内で○○○円を超えた部分(100円未満切捨)から自己
負担限度額(自己負担が一定額を超えた額は高額療養費として支給されます)
迄の金額をいいます。
医療機関から送られるレセプト(診療報酬明細書または調剤明細書)をもと
に健保組合で附加給付金と高額療養費を計算します。附加給付金と高額療養
費を加えた額をお支払いします。」

附加給付金の限度額(○○○円)は、3,000円から30,000万円とその組合に
よって違いますが3000円の場合、本人は月3000円以上支払った額はすべて
還付されるのですから2割であろうと3割になろうと関係ないと言うのだろう
と思います。

組合が行う独自の医療費附加給付は、その組合の互助制度ですから、掛け金
もそれなりに負担しているなら問題はありませんが、サラリーマンと一口に
言っても、政管健保にはこんな還付制度はありませんし、公平な負担では
ないことも知って欲しいと思います。
そして詳しい調査をして欲しいのは、公務員にもこの制度があることです。
公務員の場合、この財源はどこから出ているのでしょうか。
もしあるならば公務員の附加給付金制度は3割負担導入に併せて廃止すべき
だと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【WEB】   http://homepage1.nifty.com/hone2/kakari/
  ご意見・ご感想等ございましたら、以下のメールアドレスへ
【MAIL】   nagashi@t-cnet.or.jp
---------------------------------------------------------
購読のお申し込みと削除は、上記のホームページから直接出来ます。また過
去に発行したメールマガジンはこのホームページで参照可能です。
----------------------------------------------------------
 最近、読者の皆様から編集部宛にいろんなメールをいただいております。皆
様からのご意見も参考にして、メルマガ「かかりつけ医通信」の紙面づくりに
生かして行きたいと考えておりますので、どうぞご意見をお寄せ下さい。また
皆様から寄せられたメールも、出来るだけ紙面でご紹介していきたいと考えて
おりますので、事前の承諾なしにメルマガに掲載させていただく場合がござい
ます事をご了解下さい。匿名などのご希望や、掲載を望まれない場合には、そ
の旨御明記願います。
----------------------------------------------------------
【発行】「かかりつけ医通信」発行委員会
 当委員会は、趣旨に賛同した医師による、自発的な会です。
 他の既存の団体や会社に所属しているものではありません。
【編集】
(委員長)長島公之:長島整形外科(栃木県) 整形外科医
      http://www.t-cnet.or.jp/~kotui/
(委 員)五十音順
 安藤潔:荒川医院(東京都) 内科医
  http://www2u.biglobe.ne.jp/~andoh/
 外山 学:益田診療所(大阪府) 内科医
  http://www.toyamas.com/masuda/
 本田忠:本田整形外科クリニック(青森県) 整外外科医
  http://www.orth.or.jp/
 牧瀬洋一:牧瀬内科クリニック(鹿児島県) 内科医
  http://clinic.makise.or.jp/
 吉岡春紀:玖珂中央病院(山口県) 内科医
  http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/index.html
 吉村研:吉村内科(和歌山県) 内科医
  http://www.nnc.or.jp/~ken
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━